人間関係の不満を解消するには

2018.02.23

人間関係の不満を解消するには

広く浅くの関係がカギ

まずは耐える

介護の現場で人間関係の不満を抱えている人は、どのように対処すればいいのでしょうか。まず考えられることは「耐える」という方法です。なにか理不尽なことを言われたとしても我慢して笑顔で対応すれば、それ以上の波風が立つことはありません。しかし、これを続けるには相当な精神力が必要になります。もし誰かに嫌われていると感じたら、「誰からも愛される人間なんていないのだからしょうがない」と割り切って考えると少し楽になるかもしれません。とはいえ限度はありますので、あまりにもひどい場合は他の対処法を考えましょう。

初歩的なことから

中には、職場に対する不満が人間関係だけ、という人もいるかもしれません。それであれば、まだ改善の余地はあるはずです。すぐに人間関係がよくなる方法というのはありませんが、長い目で取り組めば改善したり、今以上に悪化しないようにすることはできます。
大前提として心がけておきたいのは、しっかりと挨拶をするということです。人として当たり前にすべき行動のはずですが、意外とできていない人が多くいます。挨拶をしても声が小さかったり愛想がなければ意味がありません。コミュニケーションの初歩中の初歩である挨拶を自身が率先して取り組むことで、職場の空気も徐々に変わってくるでしょう。そして、苦手な人だからといってまったく会話をしないという状態を作ってしまうのはよくありませんので、可能な限り誰とでも分け隔てなくコミュニケーションをとるように意識してください。特定の人とだけコミュニケーションをとっていると、それがいずれ派閥になり後々面倒なことになります。コツとしては、「広く浅く」を意識するといいでしょう。

派閥がある場合

もしすでに派閥が形成されてしまっているのであれば、それぞれトップに座る人物がいるはずです。派閥のトップ同士は仲が悪いので絶対にコミュニケーションをとろうとはしません。そのため、あなたがどちらかのトップと話をする際に、もう一方のトップの良いところを会話の中でさりげなく出してみてください。実は趣味や境遇などに共通点があるとわかった場合はそれを自然に伝えられれば、お互いが少しずつ意識していずれ会話の機会が訪れる可能性があります。

いじめられないように

人間関係のトラブルで一番怖いのは、いじめの対象になることです。いじめの対象にならないようにするにはいくつかのコツがあります。それが、「早めの出社」「清潔感ある見た目」「笑顔で挨拶・仕事をする」「他人の悪口に加担しない」です。まじめに働く清潔感のある人という印象を与えることができれば、いじめの対象になる可能性は低くなるでしょう。

介護の現場で起こる人間関係の不満を解消する