介護現場の不満解消法

不満の多くを占める低賃金を解消する

不満を解消する方法とは?

人間関係のいざこざ、辛い力仕事による肉体疲労、頑張って働いた結果の低賃金、これらの不満を解消するためには、どのような行動が必要になってくるのかを紹介しています。それぞれに解消法は存在しますので、あきらめずに取り組む姿勢が大切です。ちょっとしたコツで不満が解消される場合もあります。

低賃金の不満を解消するには

資格取得で手当をもらう

介護福祉士を取ろう

介護職で働く人の多くが挙げる不満の1つである低賃金を解消する方法としておすすめなのは、資格の取得です。今後も介護職を続けるのであればなおさら、キャリアアップのために資格は必須です。まずは「介護福祉士」の取得を目指しましょう。介護福祉士を取得するためにはある程度の時間が必要です。まずは、資格取得までの道のりを把握しておきましょう。

受験の条件

介護福祉士を受験するには条件があります。まず、「実務研修」の資格を持っていること、そして「実務経験3年以上」であることです。実務研修は、旧ホームヘルパー1級と旧介護職員基礎研修が一本化された資格で、介護福祉士の試験を受験する前に取っておかなければなりません。この実務者研修を無資格から修了する場合、450時間の研修を受講する必要があります。少なくとも半年ほどでしょうか。そして実務経験3年以上の部分を具体的に言うと、介護施設で「従業期間3年かつ、従業日数540日以上」働いた経験となります。これらが、介護福祉士を受験するために必要な条件です。

実務者研修を取るには

では、受験のための条件の1つである、実務者研修はどこで受講することができるのでしょうか。実務者研修を取るためには、地方厚生局長の指定を受けた実務者養成施設に通う必要があります。通学生・通信制どちらも存在します。学費に関してもスクールによって異なりますが、大体10万円から25万円ほどです。雇用保険の教育訓練給付金を利用すれば学費を抑えることができますので、該当する人は利用をおすすめします。実務経験3年以上を満たしていない人の場合は働きながら受講して試験勉強をしなければなりませんので、しっかり取り組んでいきましょう。

待遇はどう変わるか

実際に介護福祉士の資格を取った場合、どの程度給与に反映されるのでしょうか。事業所によって資格に対する手当は異なりますが、手当のある事業所であれば大体5000円から2万円ほど支給されます。また、資格取得をサポートしてくれるところなら、受験までの期間のシフトを調整してくれます。さらに待遇の良いところであれば、資格の受験費用やスクールの学費を補助してくれます。
逆に、資格取得に対してサポートを行ってくれない事業所もあります。そういったところの多くは介護福祉士の資格を取得しても待遇や給与が変わらないので、従業員からの不満も多く離職率の高い職場となります。勤めている施設の資格取得に対する体制を今一度確認してみるといいかもしれません。
介護福祉士を取ることでリーダー職に就いたり、さらに高度な資格を狙うこともできますので、環境が揃っているのであればまずは介護福祉士の取得をおすすめします。

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